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日本オープンゴルフ選手権競技 2005

高山忠洋「一球入魂」

この難コースに、1打たりとも気が抜けない。「1ホール1ホール、一球入魂。気合をこめていきました」と高山。
攻めてバーディが取れるコースではない。「かといって、逃げたらチャンスは来なくなる」。
だからこの日2日目も、「頭を使った。ピンに対して、オープンに打つにはどこに打てばいいだとか」計算に、計算を重ねてプレーしたという。

18番でグリーン手前のバンカー斜面にへばりついたアプローチを、2メートルに寄せて渾身のパーセーブをするなど、通算2アンダーは2位タイ。
3日目は川岸良兼との2サムで、最終組でのラウンドだ(12時ティオフ)。

3週前のアコムインターナショナルで、ラウンド後にコースのくぼみにはまって右足を捻挫した。
その後遺症で、いまもときどき痛むが、「明日は、足のことは考えない。勇気を出して、攻める気持ちを忘れずに、ボールの行方だけを見てプレーする」。

残り2日も、目の前の1球に魂をこめる。

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