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手嶋多一「来年は、気合入れていきます」
最終18番こそ「ラインの読み違え」で、1メートルもないパーパットを外してボギーとしたが、7位タイフィニッシュは、苦しみ抜いた2005年最後のトーナメントとしては、上々の締めくくりだ。
今年の序盤はもがきにもがいた。
開幕戦から4試合連続の予選落ちは、デビュー以来、初めての屈辱。
賞金ランキングによるシード権の確保さえ諦めた時期もあったが、終盤に盛り返した。
賞金ランク25位までの者しか出場できないツアー最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップにも出場を果たし、「初めのころを思えば、最高といっていい結果でした」とまずは及第点を出しつつ、「来年は、気合入れていきます」。
早くも、2006年シーズンを睨んだ手嶋。
新しい年を迎える前に、夫としての勤めもきっちり果たす。
最終日にその足でいったん地元・福岡に戻り、乗り継いで関空に飛び、翌月曜日にはドイツ、フランスへと旅立った。
昨年12月に結婚式をあげた妻・直子さんと、1年遅れのハネムーン。
「ずっと約束してたので・・・」と少々照れつつ、慌しくコースを後にした。