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ダイヤモンドカップトーナメント 2002

「どうしちゃったんでしょう…」

 久保谷健一に3週連続Vの可能性
 「普段から、あまり食べるほうではない」という久保谷は、日本プロ優勝時に、体重が2キロ減。
 その翌週、プレーオフ4ホールの末、2週連続Vを挙げたマンシングウェアオープンKSB終了時に、さらに2キロ減。
 そして、今週に入ってまた2キロ減ってしまった。
 現在、体重はわずか67キロ。
 「朝は低血圧で動けないし、練習にも身が入らない。もう、へとへとで…」
 立て続けのV争いに、身をすり減らすほどに疲れている久保谷だが、今週、またもや、好スタートだ。
 出だしの10番で、第2打を手前のバンカーに打ち込み寄せきれず、バーディチャンスは8メートル。
 これがど真ん中から入って、思わず苦笑い。
 「決して、調子が良いわけじゃないのに、どうしちゃったんでしょうか、ボク(苦笑)」ノーボギーの65は、4位タイ。
 ゴルフ自体の好調さもさることながら、「飛距離は抑え気味」に、バーディチャンスも、「気楽に2パットで良い」と無理をせず、肩の力を抜いて、3週目に臨んでいることも、奏功しているようだ。

 21日夜には、神奈川県秦野市の実家に泥棒が忍び込み、79歳の祖母・宮子さんを羽交い絞めにして逃走した。
 「おばあちゃんは昔から、気が強い。『手を噛んでやった』と言っていた」と久保谷もいうように、宮子さんが激しく抵抗したため、事なきを得たが、どうやら、久保谷の賞金目当ての可能性もあるとみて、現在も捜査中。
 肉体面だけでなく、精神的な負担もピークだが、それらを吹き飛ばして再び頂点を狙う強靭さが、久保谷には、備わっているようだ。

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