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タマノイ酢よみうりオープン 2002
< 大会直前、選手たちの声 > 「90点に近いものが出ている」
この日のプロアマ戦。
ジャンボ尾崎が、「今日のプレーで、90点に近いものが出ている」と、ご機嫌だ。
先々週のJCBクラシック仙台最終日に、掴んだものがあった。
「ショット全体に言えること。これまで、調子は良いといいながらも、なんでもないヘボをすることがあった。その原因は何だろうとずっと考えていた。それが、いまやっとわかったんだ」
今年のオフには、さらなる飛距離アップをめざし、主にヘッドスピードアップに重点を置いたハードトレーニングに励んできた。
その成果で、今年も、V争いには幾度も絡んできたが、約2年遠ざかった優勝には、いま一歩、届かなかった。
その要因を、ようやく見つけ出したというのだ。
「たとえば、昔は短距離走を10秒で走れたのが、いまは13秒かかってしまうのは、すべてにおいて衰えが来ているから。
当然、作り変えなくちゃいけない部分も出てくるし、よりいっそう、意識して取り組むべきことも、出てくるはずなのに、その点を忘れていた。仙台の最終日に、それを思い出したんだ」
先週のオフウィークには、「そればっかりやってたおかげで、すべてにおいてだいぶ良いものになった」と手ごたえは、充分。
「あとはこれを努力で固めて…とにかく、早く良い結果を出して精神的な栄養分を与えることかな(ニヤリ)」
今週も、ジャンボ尾崎から、目が離せない。