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ダイヤモンドカップトーナメント 2002
「よくここまで来たものだ、と」
「最初に、左足の靭帯を切ったのをきっかけに、10年前以上前から患った腰のヘルニア。故障のなかったころは、身体の軸をうまく保ちながら、スィングできていたけど、痛みがピークだった時期は、軸をずらさないと打てないような状況でしたから、非常に、無駄な動きも多くなっていました。
懸命のリハビリで、身体の状態が良くなってくると、次は、スィングのリハビリ。長年、しみついたスィングを元の状態に戻したいなあと思って、昔の自分のレッスンビデオなどを見ながら、取り組んできて、いま、ようやく楽しみながら、思い通りの球筋を出せるようになってきました。
やはり、ゴルフは自分も楽しまないと、見ている人も楽しませることができない。いま、ここ何年もないくらい、ゴルフをやってて、面白いと思えるんです。
激しい痛みに苦しんでいたあのころから考えると、自分でもよくここまで出来たものだ、たいしたものだ、と思いますよ(笑)。
あとは、早く、優勝争いで戦えるくらいの状態まで、持っていけたらいいですよね」