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アイフルカップ 2001
ジュニア3人が、鯵ヶ沢で燃える!!
夕立にも、お構いなしだ。
練習ラウンドハーフのあと、昨シーズンから、指導を受ける井上透コーチと約4時間。
尾崎智春は、みっちりと打ち込みを行った。
「下手な人間は、こうして必死にやるしかない」
今季は、これがツアー初登場。
トーナメントでは、昨年のファンケルオープンiN沖縄での43位が最高成績で、ほかはすべて予選落ちを喫している。
それだけに久々にチャンスを得た今週に賭ける、思いは熱い。井上コーチとの二人三脚の効果も期待されるが、
「これまで10年以上やってきたスィングは、そう簡単に治るもじゃない」と唇を噛んだ智春。
「…完成なんかまだまだ、程遠い。毎日が、試行錯誤です。それでも、世の中は結果がすべて。トーナメントに来たら、今の状態で最高のショット結果を残すしかないじゃないですか。良い結果を出すためには、良いショット。だから今週は、今、自分にできる最高のショットができるよう、一生懸命頑張るだけなんです…」
その智春とともに、注目を集めそうなのが安田春雄の次男・浩二と、杉原輝雄の長男・敏一だ。
この3人は初日、インのトップで揃ってスタートする。
偉大な父を持つ者として、同組でしのぎを削る。
今年35歳の安田は、10数回を超える受験ののち、ようやく昨年、PGAの資格認定プロテストに合格。ツアー競技は、今回で3回目の出場だ。
前回2回はいずれも予選落ち。
3度目の挑戦にあたり、父・春雄からも、「もう“経験を積む”なんていってる年じゃない。とにかく、選手としての自覚を持ってやってこい」と、激を受けている。
「今週の目標は、まずは初の予選通過。そして、生活のためにも、1円でも多く稼いで帰りたい」と闘志を燃やす。
また、ドン杉原の息子・敏一は、7月の日本ゴルフツアー選手権で9位タイ。また、6月のJCBクラシック仙台では2日目に5位につけるなど、好調が続いている。現在、賞金ランク63位。初シード入りの可能性も見えかけているだけに、上位入賞で、確実にランクインしておきたいところだ。
注目のジュニア対決、ティオフは初日、7時30分予定―。