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三井住友VISA太平洋マスターズ 2001

「ジャンボさんはもちろん、優勝を狙ってくる。でも僕だって、コロっとやられるわけにはいかない」

 8月に痛めた左親指の痛みは、「今日がいちばん良い状態だった」と、伊沢。
 この日、2日目は3〜4メートルのチャンスをはずし、「もう少し、入れたかった」とパッティングに若干、不満も残るが、「それでも、ノーボギーだったのでね」とまずは及第点だ。

 「5月のダイヤモンドカップのときは、自分を信じきって振っていけたけど、やはり今は、痛みのせいもあって、曲がるんじゃないか、と不安がよぎることがある。
 手の影響で、球が右に出る不安もあるが、痛みのせいにはしたくない。痛いといっても、やはり試合に出ているわけだから、優勝する気持ちやりたい」

 最終日は、師匠の尾崎将司と、最終組で戦う。
 1打差で追われることについて、「もちろん、ジャンボさんも優勝を狙ってくるでしょう。だけど、僕だってコロっと負けるわけにはいかない」と、真っ向勝負。
 ただし、昨年のミズノオープン最終日のように、下位から来た今野康晴に2人して抜かれた経験もあるだけに、「師匠ばかりをマークしていて、前のようなことにならないように、前半から飛ばしていきます」と、猛然となって、大会連覇を狙っていくつもりだ

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