手嶋多一、今大会を契機に
　先週まで「絶不調、持ち味の小技が噛み合わなくなって、焦りが出てしまった」とは今大会ホストプレーヤーの手嶋多一。
　先月5月は、2週連続の予選落ちもあり、ここ数週間は「予選カットばかり気にした、ゴルフをしていた」というが、昨年の日本オープン優勝者の資格で、すでに全英切符を手に入れているだけに、悠長なことはしていられない。
　来月に迫った自身2度目のメジャー戦にむけ、必死の調整で、今週は、なんとか戦える状態まで持ち直しての会場入り。
　「ホスト選手としても、なんとか、ここで結果を出したいものです」

　会場の瀬戸内海GCは、海からの強風が吹かない日はめったになく、「全英のリンクスコースに似たイメージ。僕は強風下では、影響を受けないようにと、ボールの初速を早くするために打ち急いでしまう傾向があるので、全英にむけ、このコースでゆっくりスイングする練習ができれば、と思っています」
　今大会をきっかけに、メジャー舞台での戦法をつかみたい。

• 手嶋 多一