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ダイヤモンドカップトーナメント 2001

▼ 上位選手のコメント 「そろそろ本気で、結果がほしい」

単独首位にたった藤田寛之

 「今日は、今年1番っていっていいくらい、パットのフィーリングが良かったんです。
 昨日の朝にね、ちょっとアドレスを変えてみたのが、良かった。
 ここぞってときに引っ掛けることが多かったから、アドレスのとき、今までハンドダウン気味に構えていたのを、ハンドアップ気味にしてみたんです。
 自分とボールの距離を近くして、手がワイパーみたいにならないように…。そしたら、安心感が出て、思ったとおりにラインに打てるようになったんです。
 パターもね、ピンのものから、ヘッドが10グラムくらい軽い、マレット型の新しいものに変えてね。スクエアに動きやすくなりました。
 今日も8番とか長い、それなりの距離があるパットも、危なげなく打てているんで…。
 でも、それだけに、逆に怖さもあるんですよね。
 好調だった部分がひとつ狂いはじめると、大洗は怖い。

 ショットも、今日は昨日より安定していて、ほとんどフェアウェーに行って、ほとんどパーオンして、楽にゴルフをやらしてもらいました。だけど、僕はプレッシャーがかかってくると、自然にスィングが早くなって、上からかぶってしまう癖があって…。
 それで、いつも、3日目、4日目に崩れてしまうんです。
 だから、プレッシャーのかかる場面で、スクエアに打てるように、キリンオープンのころから心がけるようにしてる。
 今週もそのへんが課題。

 やっぱり、ここ2、3年優勝争いを経験していないから、最終日を良いスコアで迎えるとプレッシャーを感じちゃう。
 最近の若い人たちは、そういうの感じずにどんどんやれちゃうみたいだけど、僕はダメですね。
 でも、いつも応援してくださる人たちのためにも、そろそろ良いプレーを見せないと…。
 最終日、いつもダボ、トリたたいてテレビに映れてませんからね。
 そろそろ、本気で結果がほしいです」

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