記事
横尾要と増田伸洋も全米オープン挑戦へ!
横尾にとって全米オープンは、海外の4大メジャートーナメントで唯一出場した事のある大会で、1999年に出場した初日、ハーフを終えリーダーズボードにふと目を向けると一番上に自分の名前があった。当時を振り返り「すごい気持ち良かった」と語るように、全米オープンには思い入れがある。
その大会の前に、ペイン・スチュアートと練習ラウンドを回った。スチュアートはその大会で2度の優勝を飾るも、その後飛行機事故で亡くなった。多くのゴルフファンに感銘を与えたゴルファーの一人。
それだけにその時と同じ会場であるパインハーストで行われた2年前の大会には出たかったと言う。
その積もりに積もった思いを今度はオークモントにぶつける。「コースは難しいとは思うけど、不可能ではない。耐えるしかないでしょう。」と決意を新たにしていた。
3人目の最後の枠を掴んだのは増田伸洋。
自分が通過した事が分かったのは、18番グリーンを終えるまで分からなかった。同組でプレーしていた平塚哲二と星野英正が棄権し、一人でプレーしていたため、周りの状況が把握できなかったからだ。
増田は十数試合出場した事があるアジアの試合を除き、メジャートーナメントはもちろんのこと米ツアー・欧州ツアーにも出場した事がないため、今回は未知の経験となる。
ただ、同じ契約先のアンダーアーマーの関係で、伊澤利光から今年一緒に合宿をした際に、「全米オープンが一番いい。ナイスショットにはギャラリーが応えてくれる。一度行った方が良い」と聞かされた。早くもその切符を手にした増田は、全米オープンの攻略について、「テレビで見ているのと、肌で感じるのは違うと思う。伊澤さんに聞いてみます。」とこれから対策を練る。メジャー初挑戦でどういった結果を出してくれるか期待が膨らむ。