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谷原秀人・ゴルフ記者賞受賞
今年2勝をあげて、片山晋呉と賞金王争い。7月のメジャー全英オープンでは、5位に入った。そして、このジャパンゴルフツアー表彰式の週には平塚哲二とのペアでワールドカップに挑戦中だった。
選手たちの活躍をもっとも間近で見守っているみなさんが注目したのが、そんな谷原の国内外で活躍だった。
もっともとこの賞は、ただ結果を残し、頂点に立つだけでは手に入れられない。
成績以上に重視されるのが、ファンに対するアピール度やマナー等が行き届いているかどうかという点だ。
人々の心に残るプレーと、コース以外での立ち居振る舞い。
プロゴルファーとしてだけなく、人としても受け入れられなければ受賞は不可能だ。
あいにく、シーズン途中に原因不明の背筋痛に襲われて、最後まで片山を追い詰めることができなかったのは悔しい。
故障を抱えつつ毎週月曜日には、筋肉痛で歩くのもやっとというほどのトレーニングで体を苛め抜いたのは、「片山さんと自分との差は相当ある」と自覚しているからこそだった。
「片山さんを倒すのは僕しかいない」という名言も飛び出して、2006年を盛り上げた。
谷原には、東京運動記者クラブを代表してマスターズ中継でもおなじみのゴルフジャーナリスト岩田禎夫氏(=写真上、右)より記念のトロフィと、副賞として雄大産業株式会社の代表取締役・渡辺貴史さま(=写真中、右)より、『42型ハイビジョンプラズマテレビ』が贈られた。
海外遠征中の谷原に代わって、株式会社フォロースルーの山下精昭社長が賞品の受け取りと、谷原本人が紙にしたためた喜びのコメントを壇上で朗読してくださった(=写真上、中の左)。
また谷原はベストサポート賞に、1年間バッグを担いで支えてくれた専属キャディの進藤大典さんと、専属トレーナーの山坂元一さんと、ブリヂストンスポーツ株式会社を、と言い残して日本を発っていた。
特に、クラブ契約先のブリヂストンスポーツには「どなたか個人、というわけではなく、会社の皆さん全員に感謝したい」との伝言を残していた。
写真下=表彰式の当日は、ぺアの平塚(左)と、ワールドカップ開催地のバルバドスに向けて移動中だった谷原は、「良いニュースを持って帰ります!」と直筆の手紙を山下さんに託していたが・・・。