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<特集>ツアープレーヤーたちのオフシーズン・宮里優作

オフは、兄弟が久しぶりに顔を合わせる貴重な時間だ。1月、優作と長男・聖志、妹の藍は故郷・沖縄に集結。元日を挟んで1週間、兄弟揃って取り組んだのは「いつもより、“濃い目”のトレーニング」(優作)だった。

専門のトレーナーに綿密に組んでもらったメニューは、「体操の強化選手がやるのと、ほとんど同じ内容」。3人とも、途中で足がつってしまうほどハードなものだったという。

ほぼ1日がかりのトレーニングでさんざん汗を流したあと、つかの間の息抜きももちろん兄弟一緒だ。
夕食のあと、カラオケに繰り出して持ち歌を披露しあうなど「みんなでテンションが上がる歌を歌いまくった」という。

オフには好きなミュージシャンのコンサートに出かけたり、「ゴルフ以外の刺激も、たくさん受けるよう心がけています」という優作。

現在は、コーチの青山充さんを中心に、近藤智弘らとともに米フロリダで合宿の真っ最中だ。
今月4日に始まったラウンド中心の合宿は今月末まで続き、「いわば開幕戦に向けた仕上げの段階になります」。準備も万端に迎える今シーズンは、学生のときから口にしている米ツアーへの参戦と、待望のツアー初優勝を目標に戦う。

また、開幕直前の4月9日には茨城県のイーグルポイントゴルフクラブで行われる『第12回ガン撲滅基金 高松宮妃賜杯争奪 ゴルフ東西対抗競技大会』で西軍キャプテンとして采配を振る。

昨年のファン投票で1位に選ばれたことで、大役を得た優作は「藍ちゃん効果で、1位に選んでいただいたようなものですが・・・」と謙遜しつつ、闘志も満々。
「キャプテンに選ばれたからには、チームを引っ張ってぜひ勝ちたいです!」。
東軍キャプテンの深堀圭一郎を相手に、宣戦布告した。

写真中=先月のゴルフフェアでトークショーを行ったときの模様。カジュアルな中にも上質感漂う落ち着きのあるファッションで登場した優作は「一張羅を着てきました(笑)」

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