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つるやオープン 2007

チャレンジトーナメントランク5位の資格で今季本格参戦中村龍明が6位タイ浮上

89年にプロ転向を果たした中村が、「行くなら今しかない」と、日本を飛び出したのは96年だった。
米ツアーに憧れて、ミニツアーで腕を磨いたり、マンデートーナメントなどに挑戦。4試合のレギュラーツアーで本戦出場を果たしたが、さしたる成績も残せないままいつの間にか42歳を迎えた。

「もうそろそろヤバイと思ってね…」と苦笑い。
1999年に継いで、チャレンジトーナメント賞金ランク5位内の資格で今季、自身2度目のツアーフル参戦。これを機に、「行ったり来たり」の生活を返上し、いよいよ日本に腰を落ち着ける。
覚悟を決めて、オーランドの家も売り払って戻ってきた。
それだけに、2007年に賭ける思いは強い。

専属キャディのトーマス・フランクさんは、かつて米女子ツアー時代の小林浩美さんのバッグを担いで優勝をアシストしたこともある凄腕だ。
心強い助っ人のおかげもあって、強い風が吹き荒れたこの日2日目は、ボギーなしの66をマークして通算5アンダー。

6位タイに浮上して、「これは、チャンスですね」と微笑んだ。

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