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PRGR CUP 2008

追い上げを見せたが惜しくも2位タイ 冨山聡

手つなぎ入場をした子ども達にプレゼントを手渡す冨山
「5番ホールが余計だったよ」とホールアウト後、悔しさを隠しきれない冨山。
最終日前半、出だし直後の2番ホールでバーディを決めた冨山は好調な滑り出しを見せた、しかし不運はその5番ホールでやってきた。

開催コース「オークビレッジゴルフクラブ」の名物ホールともいわれるこの5番ホールはただでさえ手こずるプレーヤーの多い、浮島フェアウェイが特徴のコース。ティーショットを池に入れた冨山は、ルールに従って処置したが、第3打を打つ前にボールが動いて再び池の中へ。このホールをダブルボギーとした冨山は一気に順位を下げた。

その後、悪い流れは連鎖を起こす。続く6番ホールでもティーショットがディポットにすっぽりとはまってしまい、「もうダメだ」と、気持ちが弱りかけていた冨山。
しかし、想いとは裏腹にショットはピン1メートルの位置へ。
「まだいける!」切れかけていた気持ちが戻ってきた。

しかしその後、冨山は10番ホールのティーショットを池にいれ、セカンドが木に当たり、また池へという悪い流れで、このホールをトリプルボギーとしたが、12番でバーディを取り返すと、14番ホールから3連続バーディを奪い、“あっ”という間にトータル4アンダー、首位に並んだ。 同組でプレーしていた上平も16番ホールでバーディを決め、同じく4アンダーとし誰もが先にホールアウトしていた額賀とのプレーオフを予想していた。

しかし、最終の18番ホール。冨山はセカンドを2段グリーン下、8メートルの位置につけたがパッティングがショートし、まさかのボギー。上平はグリーン上段からの下りのパッティングがオーバーし、同じくボギーとし、額賀の優勝が決定した。
昨年チャレンジ賞金ランキング2位の資格で今シーズンの前半戦をツアーで戦う冨山は、この悔しさを

来週からいよいよ開幕するツアートーナメントで、しっかりリベンジする。

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