記事

日本プロゴルフ選手権 2008

丸山大輔「気合い、入ってます」

開幕から3戦は、戸惑った。「アメリカと日本。行ったり来たりしているうちに、特にアプローチでワケが分からなくなった」。昨年の米ツアーで賞金ランク149位は、条件つきのシード権が与えられ数試合に出られる。
1月のソニー・オープン・イン・ハワイから4試合に参戦。
戻ってきたら、しばらく芝の違いにうまく対応できなかった。

「アメリカでは合わせるとだめ。ショートするから」。
しかしそのままの感覚で打つと、日本では「力が入りすぎてしまう」。
まして今年からクラブ契約が変わり、試行錯誤が続いたが、休みを取った先週1週間で万全の対策を取った。

「ウェッジのロフトを立てて58度に。バウンスをつけて、フィーリングが良くなった」。
加えて、先週は自宅のパターマットを使って、調子が悪かったパッティングの猛特訓。
その成果が出た。
この日初日は長いチャンスが決まった。
アンジュレーションのきついグリーンも読み切って67。

プロ日本一を決める今大会は「1回は獲ってみたいトーナメント。気合い、入ってます」。
普段、柔和な表情がほんの一瞬、引き締まった。

関連記事