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静ヒルズトミーカップ 2008

DREAM。ゴルフショップに勤めながら・・・チャレンジ優勝

最終ホールでダボを叩いたが、それでも5つスコアを伸ばす好プレーだった
チャレンジ初出場で初優勝をつかみ取った内藤寛太郎。
今回は主催者が行う予選会を突破して出場権をつかみ取って、いきなりの優勝だった。
まさにアメリカンドリームならぬ、チャレンジトーナメント・ドリームの誕生だ。

名門・東北福祉大学ゴルフ部出身の内藤だが、学生時代レギュラーで試合に出たのは、3年生の秋のリーグ戦のみ1試合だったという。
卒業後は、栃木県で研修生を約1年し、その後は実家のある福島県に戻り、郡山市にある「ゴルフショップエーコー」に勤めながら、ミニツアーなどに出場しながら腕を磨いてきた。

実は出場権をつかみ取った予選会も、「静ヒルズトミーカップ」の予選会を兼ねているとは知らずにエントリーし、約100名が出場したなか、2位タイの成績を残し、わずか3名に与えられる出場権をつかみ取っての出場だった。

「予選会からだったので、自分が優勝できるなんて夢にも思っていませんでした。自分にとっては1つ1つ出られる試合を頑張るしかなかったので。本当に最後まで優勝は意識しませんでした。
昨日、パッティングが入らなかったので、今日はキャディさんにラインを聞いてプレーしたらパターが入ってくれて好スコアにつながりました。ちょっと前からゴルフの調子が良くなってきて、この予選会が終わった後に、台湾の大会で5位タイに入ったりして、その良い調子をそのままチャレンジに持ってこれたのが良かったです。こういった結果を残すことが出来て最高です。優勝賞金は何に使うか、まだ考えられないです。今は何かを買うという考えではなくて、これで試合にいけると思っています。賞金も大きいですけど、ツアートーナメントに出場出来るのと、残りのチャレンジトーナメント全てに出場出来ることになって、それで来年のシード権も目指せる位置にいる。先週までの自分だったら、あとは日本オープンの予選くらいしか自分には出場出来る試合は残っていなかったんですけど、これで今年はシード獲得を目標に頑張っていこうと考えています。」

内藤のドリームは始まったばかりだ。この後のチャレンジで、そして「バナH杯KBCオーガスタ」、来年のツアートーナメント・・・
内藤の今後の活躍を期待したい。

内藤寛太郎   生年月日/1982年05月20日 (26才)
福島県 出身、身長・体重/172cm ・68kg 、血液型/O型 、飛距離/280〜290y
出身/福島県郡山市、日大東北高(ゴルフサークル)→東北福祉大学(ゴルフ部)
ゴルフ歴 /父に勧められて14歳から 、ツアープレーヤー転向 2006年12月21日
  • 初めてのトロフィー、初めの優勝賞金

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