記事
JCBクラシック 2007
2位タイの富田雅哉
自然とスコアボードに目が行ったが、一時首位に並ぶ展開にも最後まで集中力は途切れることがなかった。
終始、頭にあったのは「とても単純なこと」だった。
「とにかくフェアウェーに打って、グリーンに乗せて、しっかりとパットする。今日はただそれだけでした」。
そして、優勝争いの場面においては、それこそが師匠の言う「普通にやる」ことなのだと痛感させられたという。
通算11アンダー2位タイで迎える最終日。
初めての最終組でのラウンドはきっと、この日のようにはいかないだろう。
「きっと緊張するでしょう」。
しかし、そんな状況でこそ師匠の言葉を思い出したい。
「明日も、1個でもバーディをとることだけを考えて普通にやりたい。あとは結果がついてくる。そういうふうにやりたいんです」。
実践できれば、念願のツアー初優勝にもきっと手が届く。