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NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2000
「前半に飛ばせば、ちょっとはビビってくれるかもしれないと思ったんですけど」
藤田寛之は、首位と6打差6位からのスタート。「開いてしまっているけど、前半のうちにできるだけ飛ばしていったら、ちょっとは上位をビビらせることが出来るかも」と作戦を立てた。
朝の天気予報で、この日の最高気温は35度以上になると知り、会場の売店で慌てて日傘を購入。万全の態勢で挑み、アウトコースで4バーディ。計算どおり快調に飛ばしていった。
だが、インコース。15番でボギーを叩くと、「14番でも左にひっかけて気持ち悪かったんです。16番ではそのまま体が反応してしまった」と、左にOBとして連続ボギー。
「これだけ差がつけばちょっと厳しい」と、結局通算12アンダー、4位タイでホールアウトし、「白潟さんは素晴らしいゴルフをしました。完全優勝と言っていいですよね」と勝者のプレーにかぶとを脱いだ。