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全英オープンアジア予選初日(3月25日)
予選初日終了時点のトップのスコアは3アンダー。
日本人勢の中では深堀圭一郎と近藤智弘が共に2アンダーでフィニッシュし、4位タイ。
塚田好宣は1アンダーで8位タイ、市原建彦、谷口拓也は1オーバーの25位タイとした。
この日、日本人勢トップの成績で予選初日を終了した深堀は、スタート直後の1番ホールをボギーとしたものの、
前半の6番ホールではセカンド残り154ヤード、9番アイアンで打った球が7ヤード程ランをし、そのままイーグル。
ホールアウト後は地元メディアが集まり深堀を囲みインタビューが行われ、「6番ホールのイーグルはほんとにラッキー。今日はショット、パッティングとも随所に良いプレーが出来た。」と、この日のラウンドを振り返っていた。
同じく2アンダーでホールアウトした近藤は、前半「試合感」がなかなか戻らず苦戦。
しかし、7番、8番ホールで連続バーディを決めると、しっかりとペースをつかみ順調にスコアを伸ばしていった。ホールアウト後「6番ホール以降は焦ることなくプレーでき、良く我慢できたと思う。ナイスカムバックでしょ!」と、語るその表情から、後半はイメージ通りのプレーが出来た満足感が伺いしれた。
近藤が全英オープン出場に掛ける並々ならぬものがある。
2006年の日本予選ランキングではチャンスにつけながら最終戦の「ミズノオープン」で武藤俊憲に逆転され出場を逃し、翌年の2007年度は全英オープン出場は果たしたものの、アジア予選では思ったような結果が出せず、本戦では1打差で決勝ラウンドを逃してしまった。
日本のシーズンが開幕してからも近藤には十分に出場資格を獲得するチャンスはあるが、「こういうチャンスがあるならトライしたい!」と、明日の予選最終日を前に昨年のリベンジを力強く誓っていた。
上位4名のみが出場する権利を獲得することができるこのアジア予選。狭き門をめぐり、明日の最終日も熱い戦いが繰り広げられる。
明日のスタート時間