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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2007

清田太一郎がこの日1アンダー

ホールに沿って密集する黒松の林。狭いフェアウェー、砂地に生い茂る深いブッシュ。さらに、すぐそばの鹿島灘から強い海風が吹き付ける。

ここ大洗ゴルフ倶楽部は「ただでさえ難しいのにこの天候で・・・」。土砂降りの雨が加わって、ますますタフな条件はしかし、「難しい、難しいでは気持ちで負けてしまうから」。

悪条件にも「気持ちを奮い立たせて立ち向かった」という。

昨年からコーチ契約を結び、今週バッグを担いでくれた江連忠のアシストもあった。
「こんな日は、考えることが多くなってしまうけど。僕が迷ったときに、江連さんが的確なアドバイスをしてくれた。迷わずに、攻めきれたと思う」。

この日2日目の平均ストロークは、パー71に対して76.289。
アンダーパーをマークできたのは、たった2人しかいなかった。
2アンダーの69で単独首位に浮上した谷口徹と、1アンダーの70で回ったこの清田。

通算4オーバー10位タイに浮上して「大満足です」と、振り返った。

今季、日本ツアーに出場できるのは、先週と昨年7位タイの資格で権利を得た今大会と合わせてこの2戦のみとなりそうだ。
昨年のクォリファイングトーナメントは3次で失敗した。ツアーはおろか、二部組織のチャレンジトーナメントさえ出られなくなった。
完全に道を絶たれ、今年はアジアンツアーを主戦場にしている。
それだけに、ぜひとも今週踏ん張って、チャンスを増やしたいところだが、「まだ2日目ですから。とにかく、悔いが残らないように頑張るだけ」。
淡々と話した。

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