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ゴルフ日本シリーズJTカップ 1999

4月のデサントクラシック優勝の資格で出場している河村雅之が、8番パー3(197 ヤード)でホールインワン達成

寒さをこらえながらパットラインを読む河村
フォロー風の中、4番アイアンで打った球は一瞬、「ちょっと飛びすぎたかな」と河村をヒヤリとさせたが、ピン手前6ヤード地点に落ち、スルーとピンに向かって転がりカップイン。
 それまでの寒さも忘れ、自身ツアー初の快挙達成に両手をあげて大喜び。同組の宮本勝昌、今野康晴には派手なハイタッチで祝福を受けた。

 喜びもつかの間、12番、13番では風の読み違えもあり、連続ダブルボギーでいい気分に水を指された。「ホールインワンのその後が悪いよ」と、嬉しさも半減だ。

 だが、本来ならば18番パー3にしかかけられていなかったホールインワン賞(200 万円)が、主催者のご好意で、日本たばこ産業株式会社から賞金100万円、開催コースの東京よみうりカントリークラブから金一封が、特別に贈られることが知らされると、表情は一転。 再びばんざいのポーズを繰り返し、「いや〜嬉しいよ。もうスコアはいいや! 子供に何か買ってあげます」とみるみる笑顔を取り戻していた。

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