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三井住友VISA太平洋マスターズ 2007

ブレンダン・ジョーンズはスコットとの同組対決に・・・

実は最近、ストレスがたまっていた。「ショットは絶好調なのに、パットが決まらない」。不調・・・とまでは言わないが、「とてもトップのほうで戦える状態じゃない」。
先週1週間のオープンウィークで母国に一時帰国した際に、真っ先にコーチのアレックス・マーサさんを尋ねてさっそく愚痴ったら、意外な答えが帰ってきた。

「今週はいっさいゴルフをしないで、家族サービスにつとめてごらん。そして来週、日本ツアーに戻ったら、子供と遊んだときと同じように、楽しい気持ちでゴルフをすればきっと結果が出るよ」。

果たして、そのとおりになった。アドバイスどおり先週はまったくクラブを握らずに、3ヶ月になる長男と思い切り遊んだ。
存分に休暇を楽しんで、舞い戻った途端の好スコア。

御殿場の高速グリーンも良かった。
「読みどおりに打てば、必ず入ってくれるから」。
見た目どおりに転がってくれる完璧に整備されたグリーンには、4番、16番で3パットを打っても文句のつけようがない。
「自分のストロークが悪かった、と思えば諦めもつくからね」。
首位と2打差の単独2位に、いつもの晴れ晴れとした笑顔を浮かべたジョーンズ。

1打差3位には、同じ豪州のアダム・スコット。5つ年下だが、世界ランクは堂々6位の強豪と決勝ラウンドでの同組対決に「とても楽しみ」と言いながら、「でも、敵はアダムだけじゃないから。目標は、とにかくこの大会で勝つことだよ」と、力をこめた。

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