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サン・クロレラ クラシック 2007
プロ4名が老人ホーム「ケアハウス朝里温泉」を訪問!
今年は若い選手が大会を盛り上げようと、高山忠洋・富田雅哉・小田孔明・ドンファンの4選手がボールや帽子を持って駆け付けたのだ。
ケアハウス朝里温泉では、40名近くの方が今や遅しと選手の到着を待っていて、到着してからも続々とホールに集まり始め、60名近くまでなった。
それもそのはず。入居者の方にとっては、ゴルファーとここまで親しく触れ合えることは初めての体験なのだ。特に、韓国からツアーに参戦しているドンファンはなおさらの事。施設長の杉本弘行さんも「日韓の友好を深める事ができれば良いですね。」と話す。
自己紹介が終わった後のジャンケン大会で場が和む。中でも、ホールが多くの笑いに包まれたのが○×のクイズ大会。選手は各々に考えてきた問題を出す。緊張が緩み始めたのは、富田が出したクイズ。
「僕はタイガー・ウッズに勝った事があるでしょうか?」
実は、富田は一度もタイガー・ウッズと同じ試合に出た事がないのだ。知ってか知らずか、入居者の方は笑いながら「×」を大きく出す。富田も笑いながら「正解です。」と答える。
その後のドンファンの問題で会場は最高潮に。
「僕の顔をよく見て下さい。大リーグの松坂選手に似てたら「○」、似てなかったら「×」を出して下さい。」
入居者の方はすぐさま頭の上で「○」を作る。「似てる、似てる」と口々に聞こえてくる。結局、これがあってかドンファンはこの日は最後までサイン攻めにあっていた。
その後、選手からサイン入りのボールや大会の帽子のプレゼント。選手が入居者の方が座っている所まで届ける。帽子が大人気で後日送るほど。また、入居者の方からは、施設の写真を貼った色紙とサークルで作ったハンカチがプレゼントされた。両方には「体に気をつけて頑張ってください。」と添えられており、選手も手にとって見入っていた。
「この4人で優勝争いします!」と力強いコメントで締めくくられた施設訪問は、大盛況の内に幕を閉じた。4選手の2日(木)から始まる今大会での活躍が期待される。選手もきっと今日の声援を忘れないことだろう。