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2006ジャパンゴルフツアー表彰式<1>
インドのジーブ・ミルカ・シンが、出場39試合目となった先週のアジアンツアー最終戦ボルボマスターズで6位に入り、2006年を締めくくった。
快進撃の始まりは、今年4月のボルボチャイナオープンだった。
8年ぶりの復活優勝をあげると、その勢いのままアジアンツアー賞金王に登りつめ、さらに10月には欧州ツアーの最終戦ボルボマスターズで今季2勝目。
賞金1億円を手に入れた。
もちろん、参戦6年目のジャパンゴルフツアーでも主役級の活躍だった。
11月のカシオワールドオープンで、悲願の日本初優勝を飾ると、翌週の最終戦ゴルフ日本シリーズJTカップで2週連続Vを達成した。
世界各地で稼いだ賞金は軽く2億円を超えて、世界ランキングは45位(17日時点)。
来年のマスターズの出場権を手に入れて、「次はグリーンジャケットを取る!」と言い切る。
今月4日(月)のジャパンゴルフツアー表彰式では颯爽と、タキシード姿で現れたシン。
部門別ランキングの平均ストローク賞とバーディ率賞に加え、シーズン中に特筆すべき活躍をした選手に贈られる「特別賞」と、全試合で予選通過を果たした選手に贈られる「グッドパフォーマンス賞」を受賞した。
3年連続4度目の賞金王に輝いた片山晋呉に負けず劣らずの存在感を示したのだ。
今年、日、欧、亜の3ツアーで計4勝をあげたシンは「日本ツアーが大好き」だという。
「日本ほど、親切な人が集まっている国は他にないし、日本ツアーほどコンディションが整ったツアーも他にない」。
世界中を旅してきた男の言葉には、説得力がある。
そんなシンだからこそ、日本ツアーで数々の賞に輝いたことへの喜びと感謝の気持ちは人一倍だった。
次項目では、ジャパンゴルフツアー表彰式でのシンの受賞シーンを紹介する。
※ジャパンゴルフツアー表彰式とは・・・各部門別で1位に輝いた選手と、今年のシード権を獲得した選手をはじめ、関係者、ファンのみなさまなどゴルフを愛する多くの方々にお集まりいただき、今年活躍した選手を称えると同時に、みなさまに感謝の気持を申し上げる場として毎年、シーズンが終了する12月に開催しているものです。
当ホームページ上で、この部門別表彰式の模様と全受賞者の詳細を追って紹介していきます。どうぞお楽しみに!!