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サントリーオープン 2000

「コースがスイングを作ってくれた」

通算8アンダー、3位タイにつけた湯原信光。昨年の椎間板ヘルニアからの復帰Vに手ごたえ。

 今日は暑い中、上出来ですね。今年は前半、体のこともあって(昨年、重度の椎間板ヘルニアを患った)、なかなかスイングのイメージが出来ず、調子が出なかったんです。
 昨年のケガからの復帰明けは、力がないなりにもある程度、ごまかしながら振っていけたのですが、今年に入って、本格的に体作りをするようなったら、かえって、スイングのバランスが悪くなってしまった。
 やはり、ヘルニアをやって神経症状が出た部分は筋肉がつけにくいし、トレーニング中やスイング中も、ついヘルニアで患った箇所を無意識にかばってしまうんですね。
 それで、思いどおりのスイングができなかった。
 でも、このコースはホールごとがセパレートされ、フェード、ドローとの打ち分けが必要で、一方方向のスイングでは通用しない。
 曲がったら、曲がったなりになんとか対処しなくちゃいけないようになっているんですね。
 こういうコースをまわっていると、日毎に、スイングが矯正されていくことを感じます。
 良いコースはスイングを作ってくれるものだと実感しました。
 今週のショットは、かなり満足度が高い。その状況に応じて、自分が打ちたいという球を、かなり高い確率で、打てていると思います。それも日に日に、良くなっていく感じ。
 今週は、ぜひともこのコースでいい成績を上げて、今後の自信にしていきたいですよね」

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