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三菱自動車トーナメント 2000

「同期の佐藤にあやかるつもりで…」手嶋多一

 スタートの1番で8メートルを沈めると、2番では3メートルを入れて連続バーディ。「いい感じでスタートしてこの先、どうなることかと思った」と手嶋多一。
 だが、昨日より「自分のフェアウェーキープ率が悪かったこと」と、この日は、ピン位置が全体的に手前に切られていたこともあり、8番パー3でアプローチを寄せきれずにボギーを打つなど、一進一退。「ラフに入れると、ピンを狙えないホールがたくさんあった。今使っているボールがすごく転がるボールだから、いったん、わざとバンカーに入れてからピンに寄せたホールもあります」。
 とはいえ、10番パー4ではサンドウェッヂでのアプローチが直接ピンに当たり、2 メートルについてバーディを奪う見せ場も作り、69でまわって通算9アンダー、首位をキープした。
同期で、同じ所属先(ミズノ)の佐藤信人が、2打差に迫っている。これには、「もう少し、ハンデを取っておくべきだったよ」とホールアウト後、その、佐藤との雑談の中でおどけたが、続けて「彼は今、絶好調だから来るのは間違いない、とは思っていた。僕はまだまだゴルフが荒いんで、彼にあやかるつもりで頑張ります」とライバル心も覗かせていた。 

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