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日本オープンゴルフ選手権競技 2001

「パットでは、痺れない」

手嶋多一のパット練習法

 手嶋が、ジュニア時代から続けている練習法がある。
 パッティングで、一定の距離を決め、10球なら10球、同じ位置から打って、すべて入るまで練習は終らない。
 そのうち1球でも外れれば、いちからやりなおしだ。
 できなければ、練習は果てしなく続く。 ボールをカップに沈める、という執念を、身に付ける練習だ。
 「僕はプレッシャーがかかると、ショットが荒れるタイプ」という弱点を補うために、普段から、アプローチ、パット練習に、大半の時間を割く。
 「パッティングのときはいつも、はじめの出だしのラインをあわせたら、パンっ!と、強めの球を打つよう、心がけています。どんなにプレッシャーがかかっても、アプローチやパットでは、痺れない」という所以は、そのたまものだった。

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