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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2006
マンデートーナメントから10人が本戦に出場
開催週の22日月曜日、本戦会場と同じ狭山ゴルフ・クラブで120人が争い、アマチュア2人を含む計10選手が激戦を勝ち抜いて、本戦切符を勝ち取りました。
トップ通過を果たしたのは、2アンダーでまわった森田徹(=写真上)。
前半の18番でダブルボギーを打ちながら、後半に2つ戻して1位につけた。
先週、チャレンジトーナメント『エバーライフカップ』に出場して、「試合勘が出てきた」という。
「ショットが左右にブレていたけれど、アプローチとパターに助けられ、メリハリのあるゴルフが出来た。今週の目標は5位以内。来週の出場権を手に入れて、リランキング対象になれれば」と本戦への意気込みを話した。
ほかに、1アンダー2位タイで出場権を手に入れたアマチュアの永野竜太郎(=写真中)は、茨城水城高校3年生で、JGAナショナルチームのメンバー。
「ボギーを叩かない、第一にパー狙い」という手堅いゴルフで、難関を突破した。
本戦の目標はもちろん、予選通過だ。
「プロの大会は数回しか出たことがないけれど、緊張せずに自分のゴルフができればいい。今後のジュニアの試合でこの経験を生かせるようなゴルフがしたい」という永野くん。
「好きなプロはタイガー・ウッズ」という現役高校生が、ツアー界に勝負を挑む。
マンデートーナメントを勝ち抜いたもうひとりのアマチュアは、専修大学4年の宮崎隆司(みやざきりゅうじ)だ。
本人も認める「無名学生」だそうで、「大学の春季リーグ戦はレギュラーメンバー選考で落ちて、関東アマでも落ち、日本学生、日本アマも出場したことがないし、大学ではケガに泣いて・・・」。
これまで目立った成績も残せなかったという。
そんな宮崎に舞い込んだのが、今回のマンデートーナメントへの推薦出場。
しかし、それも「リーグ戦があるから」と、一度は断った。
だが結局、そのリーグ戦にも出られなくなり、きゅうきょエントリーすることに決めたという。
予選会から勝ち上がるしかない自分にひきかえ、中西直人や伊藤涼太ら注目アマは、主催者推薦を受けてすでに本戦の出場が決まっている。
年下の2人に「先に待ってますよ!」と、言われて火がついた。
「待ってろよ、と思いました。見返してやろう、と。その悔しさが今日マンデーを通過できた一番の理由だと思う。今日は4回くらいしかフェアウェー行かなかったけど、とにかくパターでカバー・・・気合です!」。
1アンダーで、みごと出場権を獲得。
このオフには、高校の同級生で、先のWBC日本代表・西岡剛(千葉ロッテマリーンズ)選手と一緒にトレーニングに取り組んで、大いに刺激も受けたそうだ。
いつもは、「アルバイトでギャラリー整理をしている」というトーナメントの舞台。
「選手として臨む今週はぜひ予選を通過して、4日間気持ちよくプレーがしたい!」
学生最後の年に、思い出に残るゴルフを披露したいところだ。