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来年、先輩・田中秀道とツアーで戦うために 河井博大 <ファイナルクォリファイングトーナメント 5R>
「結果的にはパターが入った。あとはたまたまかみ合ったという感じなのですが…5〜6メートルのパットがよく入ってくれた」と7バーディ、1ボギーの内容にも浮かれた様子はない。
「普通のトーナメントとは違うので、1打1打を大事に一生懸命に打っている」のが功を奏しているようだ。普段ならピンポイントでターゲットを狙っていくが、今回は「あの辺、あの辺」と大まかなエリアに打つようにしているという。
グリーンも「真ん中、真ん中」を狙っていき、チャンスに付いたらバーディを獲るゴルフだ。
「明日も3パットなど一番嫌なミスをしないように。パーでOK、パーでOKです」
河井にはひとつの思いがある。
高校の先輩であり、師と仰ぐ田中秀道と来年一緒にレギュラーツアーで戦うことだ。
米ツアーで戦っていた田中が去年、日本に帰ってきたものの、長年の故障や疲労が災いし、今年はシーズン途中で特別保障制度の申請をして、現在はツアーを休み治療とトレーニングに専念をしている。
河井はその田中と一緒に練習をしており、常に「いろいろとアドバイスをもらっている」。
「来年の開幕戦は、一緒に出たいんです」と決意は固い。そのためにはまず自分が「ひとつでも上に」行かなければならない。
明日は最終日。今大会は初日、2日目までは報告をしたが、その後はしていない。
明日は田中秀道に良い報告をしたい。