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深堀圭一郎、今年は本業でツアーを盛り上げる!!

欧州とアジアンツアー共催の「バランタイン選手権」は、いよいよ13日(木)に韓国・済州島のピンクスゴルフクラブで開幕。世界ランキングの資格で参戦する4人のジャパンゴルフツアーメンバーたちも、最後の調整に入った。

本戦前日の水曜日はプロアマトーナメント開催のため、出場プロ以外は終日コースには入れないが、深堀圭一郎と近藤智弘は、すでに前週の日曜日に現地入りし、前日火曜日までの2日間で36ホールをこなし、コースの下見は万全。

この日はドライビングレンジとアプローチ練習場、パッティンググリーンを行き来して、ショットと芝の感触を確かめた。

深堀は実は昨オフ、たった1ラウンドこなしただけでシーズンに突入した。おりしもジャパンゴルフツアーは変革期を迎えており、その年、初の選手会長に就任した深堀には各スポンサーを訪問したり、関係機関に意見を求めて歩くなど、業務が集中した。

「もちろん、時間を作ろうと思えばできたとは思うけれど。自分の中で、“あれもしたい、これもしなくちゃ”と考えると、とてもゴルフどころではなくなってしまって・・・」。
責任感の強い男なだけに力の抜き方を知らず、会長職に全力投球。
本人は否定するがそのために、昨年は勝ち星のないまま終わり、年間を通じてゴルフに集中しきれなかった感が残ったのは否めない。

今年は新会長に宮本勝昌が就任し、ひとまず肩の荷が下りたが今月3日のJGTO社員総会で、今度は社団法人 日本ゴルフツアー機構・理事会の副会長に就任。

昨年の選手会長ほどではないにしろ、やはり今年も何やかやと雑事に追われる毎日だが、「それでも、去年はこうして海外の試合に出場するなんていうのも、なかなか難しかったわけですから」と笑顔で振り返った。

オフのこの時期はもっぱらトレーニングが中心。いまは、鍛えた体をバランスよく整え、スイングの微妙な動きにも対処できるよう、必要な筋肉を徐々にほぐしている段階という。
「まだ、ほとんど打ち込みのほうが出来ていないから大きなことは言えないですけど今年は、僕もとうとう40歳を迎えるわけですし(笑)ひとつひとつ悔いの残らない内容を残していきたいですね」。

その活躍こそ本人が、心から願ってやまないツアー発展の何よりの糧となる。

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