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アコムインターナショナル 2006
今季2勝目を狙った手嶋多一はプレーオフで敗れて2位。
しかし最終組の小山内が、執念と気迫のプレーで16番と18番でバーディを奪って並び、勝負はプレーオフへ。
この間、練習をせず後続のプレーを見守っていた手嶋は、「もともと練習はしないほうだが、2打のリードがあったこともあり」と、やや安心していた気持ちから戦闘態勢に切り替える準備に慌しくとりかかった。
プレーオフで先に打った手嶋は、フェアウェイ右に確実に運んだ。しかし「アドレナリンが出た」という小山内は、ドライビングディスタンスでの実績通り300ヤードを越すビッグドライブで手嶋に44ヤードの差をつけた。
小山内について「バーディをとった勢いと飛距離の差を感じた」という手嶋は、178ヤードの2打目を6番アイアンで打ったが、「力が入っていたのかな」というショットはグリーンをオーバーしてラフへ。対して小山内は134ヤードを9番アイアンで打ってグリーンに乗せ、ラフからのアプローチを寄せきれずボギーとした手嶋がプレーオフで敗れた。
手嶋は昨年のこの大会も2位となり、翌週のコカ・コーラ東海クラシックでも2位となっている相性の良い試合が続く。
「年間2勝が目標」という手嶋の、秋の活躍が注目される。
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