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JCBクラシック仙台 2003

<上位選手のトピックス>『良い誕生日になりました!』この日最終日に27歳を迎えた井上忠久が自己ベストの7位タイ

初日から、計画していた。「最終日は、良い日にしよう、と」そのためにも「予選通過」は必須条件。2日目、41位で突破すると、決勝に入って急にショットが冴え初めた。3日目には8位タイまで上昇。「これは・・・やれる!」確かな手ごたえを掴んで迎えた、この日6月8日は自身27回目の誕生日だったのだ。 「最高の日にする」と心に決めてスタートした井上は、前半の2番から、3連続バーディを決めて一挙に順位を上げる。
だが、「よし!行くぞ」意気込んだ途端に力が入った。13番でボギー。再三のチャンスも決められず、「もっと伸ばせるはずだった」と悔しがったが、7位タイは、これまでの自己ベスト順位(32位タイ、2001年日本オープン)を大幅更新だ。「上出来ですね」と井上は自らに何よりのプレゼント。
この日、最終組で優勝争いを繰り広げた高山忠洋は、普段からゴルフで競い合う良きライバルだ。「彼に肉薄して終われたことも嬉しい」。記念の日に、目標の初シード入りへ大きな一歩だ。
井上忠久
1976年、6月8日生まれ、大阪府出身。大阪体育大学浪商高校卒業後の19歳から、米フロリダ州タンパで3年間、武者修行を積み、ミニツアーなどを転戦。21歳のとき、アメリカでプロ転向した。帰国後は、日本を拠点にアジアのツアーを転戦。2001年のPGA資格認定プロテストではトップ合格を果たし、日本デビュー。今年は、昨年のファイナルQTランク33位の資格で参戦。身長178センチ、80キロ。師匠は天野勝。

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