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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2007

全英オープン日本予選が終了

「絶対にイギリスに行く」と、自分を信じて疑わず、この日最終日もティオフした平塚だったが・・・
今年の全英オープン出場権をかけた戦いが、思わぬ形で終結を迎えた。日本予選最終戦「〜全英への道〜 ミズノよみうりクラシック」の最終日は、濃霧のため中止になり競技は54ホールに短縮された。規定により、賞金ランクの加算は75%(選手への支払いは100%)となった。5月の日本プロから始まった“日本予選ランキング”への加算ももちろん、これに準じる。

救われたのは、今大会開催前に出場権が与えられる同ランク2位につけていた伊澤利光だ。
大会2日目に77を打って、予選落ちしていた。

自身2度目の世界最古のメジャー戦は下位の選手、・・・とくにランク3位につけていた平塚哲二の結果次第でもあったのだが思いがけず最終日が中止となったことで、ホっと安堵のため息だ。

「幸運にも出場できることになり、大変光栄です。タフなコースなのでしっかり準備をして、自分を信じてやってきたことを、世界の舞台で試す良い機会にしたい」と、待機していた福岡県飯塚市の自宅から改めて喜びのコメントを寄せた。

一方、残念ながら権利を逃した平塚は「天候のことだから仕方ない」と言いながら、やはりショックは隠せない。

平塚が、伊澤を抜くにはこの週、最低でも119万8634円が必要だった。
しかし最終ラウンドがノーゲームとなったことで、3日目の平塚の19位タイ賞金の25%を差し引いた115万500円は、それにわずか4万8134円足りなかった。

中断のサイレンは、12番のティショットを打った直後に聞いた。
しばらく現場待機をしている間にも濃い霧はいっこうに晴れることがなく、むしろますます深くなっていくばかり。
そのさまを恨めしげに仰ぎ見ながら、思わず空に向かって叫んでいた。

「天気のあほ〜っ!!」。

全英オープンに行く。ただそのことしか頭になかった。
「最終日こそ上位を目指せば、おのずとついてくる」と、信じて疑わなかった。
まさに不可抗力で夢が絶たれて「ヤケ酒もできそうにないほど落ち込んでいます。ブルーですね」と、つぶやいた。

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