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パインバレー北京オープン 2008

藤田寛之2位に2打差の単独トップへ!

ショット、パットともに冴える藤田寛之
『パインバレー北京オープン』2日目は、午後から小雨が降る天候の中行われた。ベント芝を配するパインバレー・ゴルフリゾート&CCは大会開催に向けてラフを約120mm伸ばしていることもありこの雨によりラフに入れた選手は苦戦を強いられる結果となった。

そんな中、ジャパンゴルフツアーでも現在トップクラスのポテンシャルを誇る藤田寛之が午前の組で天候も味方して昨日に続き2日目も60台をマークして2位のC・ファドゥンシン(タイ)に早くも2打差をつけ堂々の単独トップに浮上した。

藤田は2002年12月(03年のツアー試合)沖縄で開催されたアジアンツアーとジャパンゴルフツアーのジョイント試合であるアジアジャパン沖縄オープンの優勝者であり、つまり日本人選手としては数少ないアジアンツアーの優勝者の一人でもある。アジアンツアーとの共同開催に強いイメージがある藤田は「アジアのツアー自体がレベルが高いので、やる気というよりうかうかしていられない、というか気が抜けないという気持ちが強いですね。全力で戦わないと勝てないというものを強く感じます。」という様にアジアンツアーのレベルの高さを強調した。

この2日間の好調の原因を藤田自身は次のように分析する「このコースはジャック・ニクラウスさんの設計という事だったりコースメンテナンスもいいし、デザインも良いので非常にやりがいがあることと、自分の調子が今非常に良いのでその2つの事が重なって現在のスコアになっていると思います。」と心・技が充実している事を理由に挙げた。

初めて海外で開催される日本ツアーについては「以前アジアと一緒に日本で大会を開催していましたが、その大会が無くなって、またこのような形でまた開催していただくというのは非常に嬉しいことだと思います。アジアンツアーはレベルが高いし日本の選手も力があるので一緒にツアーを開催することにより、レベルが高い大会を作ることは非常に意味あることだと思います。北京でオリンピックが開催されるという事で北京はスポーツイベント的にも経済的にもすごく発展しているところなので、そのようなところで自分たちのジャパンゴルフツアーがアジアのツアーと一緒に開催できる事をすごく光栄に感じています。将来的には中国に限らずアジアの色々なところでアジアのみんなが集まって非常に大きな試合ができればいいなと思います。」と本大会の大切さを語った。

今日のプレーについては「今日はショットもパットも良かったですね。グリーンを外した時もアプローチが良かったですし、ミスしたところは2〜3ショットがブレテしまったのですが、全体的に良かったです。ここのコースは打ったらダメなところとか打って良いところとか非常に戦略性が高いコースなのでメリハリを持ってプレーするのが大事かなと思います。唯一気になっているのが、現在のところ日本人が劣勢なので自分がプレッシャーを感じるかもしれません。まあ、それをおいといても、とにかく3日目は自分がスコアを伸ばして最終日優勝に手が届く位置にいる事が重要だと思います。」と話した。

後半のハーフではすべて1パットの9パットと乗りに乗る藤田。第3ラウンドは2位のファドゥンシンと最終組(ツーサム・ワンウエイ)で現地時間13:00(日本時間14:00)にスタートする。
  • 3日は最終組でのプレー
  • 笑顔でホールアウト
  • 中国人記者から公式記者会見で質問が飛び交う

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