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三井住友VISA太平洋マスターズ 2008

今田竜二が凱旋出場!!

今田竜二が2年ぶりに御殿場に帰ってくる。中学2年で単身渡米。本場で腕を磨き、その才能とひたむきな努力を花開かせた“逆輸入選手”が“母国ツアー”での初優勝を目指す。

衝撃のニュースは今年5月だった。
米ジョージア州ダルースのTPCシュガーローフで行われたAT&Tクラシックの最終日、最終ホールで追いついた今田は、米のケニー・ペリーとのプレーオフ。

その1ホール目。2オンを狙い、第2打を池に入れたペリーに対して冷静に刻んで3オン。パーで上がり、念願の初勝利を手にした。

日本勢の米ツアー優勝は、1983年の青木功と、2001年と、2003年の丸山茂樹以来、5年ぶり3人目の快挙だった。

2年ぶりの参戦となる今週の三井住友VISA太平洋マスターズは、優勝後初の日本ツアーだ。
凱旋出場に際し、「素晴らしい運営と最高のコースでベストを尽くして戦うことが、ゴルフファンのみなさんの期待にお答えする最大の役割だと思っている」と今田は話しているという。

今田竜二いまだりゅうじ
1976年10月19日生まれの30歳、広島県出身。父・隆史さんの影響で7歳からゴルフを始め、宮浦中2年の14歳で、ゴルフ留学のため単身渡米。
アマチュア時代の主な戦績に90年の日本ジュニア4位、AJGA(米ゴルフジュニア協会)通算6勝、97年米国パブリックリンクス2位、全米アマベスト8など。
99年6月にはジョージア大学最後となったNCAA選手権で個人2位になり、団体戦優勝に大きく貢献した。
99年に、ファイナルQTランク17位の資格で日本ツアーと、いまの米二部ツアーのネーションワイドツアーにあたるバイドットコムツアーの出場権を手にした。
2004年に同ツアー賞金ランク3位に入り、2005年から目標だったUSPGAツアーの出場権を獲得。
同年の賞金ランキングは121位、2006年は92位、2007年は65位と着実にキャリアアップ。
シード4年目の今年は序盤のビュイック招待2位、PODS選手権でも2位に入り、優勝間近と評価された矢先の快挙だった。

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