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サントリーオープン 1999

ディフェンディングチャンピオンの小山内護は、兄弟で2人3脚。

昨年、初優勝をあげた思い出の大会。そのときもバッグを担いでいた妹の優代さん(20歳)をキャディに従え、小山内護は初日2アンダー、10位タイと「まずまずのスタート」(小山内)。

 前日のプロアマ戦では、白と黄色の大型キャディバッグを使用していたが、「(優代さんが)『もうダメ、軽いのにして』というので、変えたんだけど、そっちのバッグはちょっとダサいんだよね」と不満気。「いまのところ、あいつは役にたたないね」とおどけてみせた。

 先週の日本マッチプレーでは「ひとホールひとホールで勝負がつく。だから攻めていきやすい」と、相性のよさを見せたが、今週はいつものストロークプレー。

 「今週は、無理して攻めない。グリーンの真中狙いでいくよ。目先のことだけ考えないで、72ホールのことを考えながら、ゆっくりとやっていくよ」と、きっちりと、プレースタイルを使い分け。

 ただ、心配なのはギックリ腰寸前の腰痛だ。「気持ちは疲れてないけど、体は正直なのかな」。決勝戦まで6ラウンド戦っただけに、V争いの疲れは否めない。

 「(2週連続、または2年連続)優勝なんて考えない。明日で帰らないように(予選落ちしないように)願うだけ」と、無欲を強調していた。

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