Tournament article
コカ・コーラ東海クラシック 2010
ディフェンディングチャンピオンは、石川遼
ディフェンディングチャンピオンは、コカ・コーラとスポンサー契約を結ぶホストプロの石川遼。
先週の「アジアパシフィック パナソニックオープン」でツアー通算9勝目を飾ったブレンダン・ジョーンズが、偶然にも全身ブルーの大会カラーで染まったことを、見逃さずに指摘した石川だが昨年の自身の雄姿もかなりのものだった。
勝負カラーの赤のパンツに、コカ・コーラレッドのジャケットを着せかけられて「チャンピオンブレザーを着て、全身真っ赤になれたというのは、この上ない嬉しさです」。
さらに「昨年は、予選落ちをしたこのホスト試合で今年は壁を破り、しかも優勝することが出来るなんて。本当に鳥肌が立つ思いです」と言って、頬を染めたものだ。
もっとも、昨年の最終日は大波乱だった。
池田勇太と、梶川剛奨との三つ巴の戦いは、後半のバックナインで自ら混戦に足を突っ込んだ。
10番、14番でダブルボギーを叩き、そのあとはイーグル、ボギー、バーディ、そして18番はピンそばのバーディフィニッシュで決着と、最後の最後まで、息もつけない展開で年間4勝目をあげて、獲得賞金は1億円越えを達成した。
初の賞金王へと駆け上がった。
連覇がかかる今年も気合い十分。
ANAオープンから始まったホスト大会3連戦も今大会でいったん一区切りとなるが、13位に終わった先週は「来週こそは、と思っています」と、今季3勝目に向けて、闘志は高まるばかりだ。
賞金ランキングでは先週、韓国の金 庚泰(きむきょんて)に抜かれたが、「終盤になるほど、意識は高まると思う」と、2年連続の賞金王獲りもすでに視野に入っているだけに、難関・三好での栄冠は今年もぜったい譲れない。