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ブリヂストンオープン 2010

連覇を狙う、若大将

株式会社ブリヂストン主催の「ブリヂストンオープン」は、今年も千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースで21日(木)より開幕。

連覇がかかるのは、ホストプロの池田勇太だ。
「ゴルフ界の若大将」なる異名がジワジワと浸透しはじめたのも、昨年の今頃だった。今大会は、日頃からお世話になっているメーカーへの恩返しとなる年間4勝目で石川遼との賞金レースも激化して、その名をますます世間に轟かせることとなった。

初披露はそのついひと月前。コカ・コーラ東海クラシックで、フリーアナウンサーの宮本武蔵さんが、スタートティでコールしたのが始まりだ。

彗星のごとく現れた石川遼がデビュー時に「ハニカミ王子」と命名されたのを受けて「池田選手にも、ぜひファンのみなさんに親しんでもらえるニックネームを」と、知恵を絞った。

当時は、「遼VS勇太」の構図が引かれ、服装やキャラクターの対比など、何かと比較されていたころ。爽やかな石川に対し、どちらかといえば古風で破天荒なイメージの池田には、ダークな印象を持たれがちだったが、「池田選手もハートがあったかくてとても良い子。クリーンな印象のニックネームにしたかった」と、宮本さんは言う。

それでも昭和の香りのするその服装や髪型から、「王子ではない。和風な感じ」。また、学生時代から面倒見がよく、「いつもリーダーとして引っ張っていくイメージ」から自然と浮かんだのがそれだった。

宮本さんは早速本人に打診した。「若大将で行こうと思うんだけど」という宮本さんに池田は「何言ってんの!」と照れながらもまんざらではない表情だったという。

そして今ではすっかりお気に入り・・・・・・?!
本人も、宮本さんがスタートティに座る大会ではいつも、どんな選手紹介でいざ出陣前の気分を盛り上げてくれるのか、楽しみにしているという。

ディフェンディングチャンピオンとして迎える今年はまたどんなスタートコールが袖ヶ浦に轟くか。

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