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カシオワールドオープン 2010
白熱の賞金レース、2日目の結果は・・・!?
決勝ラウンドにむけて、まずは池田が一歩リードだ。この日70の通算7アンダーは、「今日も2つ、余計なボギーがあるし。昨日が70点なら、今日は50点だな」と、ちょっぴり厳しい自己採点も、この日は単独3位につけて、2週連続Vでの逆転賞金王の構図をさらに色濃くした。
気合いも十分。
「俺は追いかける立場なわけだから。やるだけだから。ひとつでも伸ばしに伸ばして、上を目指すしかない。明日も、いかに自分をそこに合わしていけるか」。
賞金レースでは、逃げる立場の金庚泰(キムキョンテ)は、そんな池田にピッタリとくっついて離れない。
4位タイの通算6アンダーは、 1打差で池田を追う。
「今日は風が舞っていたし、ピン位置が本当に難しくて」というこの日は、前半のアウトですべてパーに「パットが全然ダメでした」と悔しそうに、「でもきわどいパーパットはなぜか、全部入ったんです」と、15番で2メートルの難しいスライスラインを決めるなど、そこは本人も不思議そうに「明日はもうちょっと大丈夫だと思います」と、微笑んだ。
池田とともに、残り2戦で最低でも1勝が欲しい賞金ランキング2位の石川遼は、この日ボギーなしのゴルフにも、奪ったバーディは1番のひとつきりというのが悔しい。
「ショットの内容は、上位で戦っていても、おかしくない」というほど手応えがあるだけに、なおさらだ。
1日4バーディを自らのノルマとしているだけに、「残念な日になりました」と顔をしかめつつ、「でもこういうときもある。特にパットで悩まずに、入るまで待ちます」と、池田とは5打差、首位とは9打差にも焦りは禁物だ。