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つるやオープン 2010
連覇を狙う、富田雅哉
ディフェンディングチャンピオンとしてかの地に舞い戻るのは、シード4年目の富田雅哉(とみだまさや)、32歳だ。
昨年の最終日は怒濤の7アンダーをマーク。プロを始めてから20年というもの、師匠と慕い、常にお手本としてきた田中秀道が見守る前で見せた、逆転のツアー初優勝だった。
2009年は、そのあともたびたび優勝争いに加わった。
だが、次の勝利につながらなかったのは「自分を信じ切れなかったせい」と、明かす。
「やはり2勝、3勝と挙げるには相当な実力が必要で、そのためにはやっぱり練習しかない」。
だが終盤は、息切れした。「僕は肩回りが弱く、そのために後半は怪我が多かったんです」。怪我のケアがまずは優先で、十分な練習を重ねる余裕が持てなかった。
「耐えられる筋力、体力をつけなければいけないと痛感した」と昨年9月から、秀島正芳トレーナーと、正式に契約を結んだ。
このオフは、高山の住まいがある名古屋を拠点に、共に汗を流し“自分改革”に取り組んだ。その真価は2010年の結果にかかっている。
今週は、連覇がかかるが目標は、あえて口にしない。
「相応の力が備わって、初めて次の勝利がついてくる」。
いまはただ、目の前の1打と真摯に向き合うだけだ。
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