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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2010
薗田の初Vを許した谷口徹は・・・
2番でイーグル。それからさらに、3つスコアを伸ばして有言実行。薗田に一時は1打差まで迫ってプレッシャーをかけた谷口だったが、9番で躓いた。チャンスホールのパー5で、ボギーを打った。
「あれは痛かった。自分の中では、敗因に等しい」と、悔しがった。
全英オープンの日本予選をかねた今大会で単独2位。開催前は、開幕戦からスタートした「日本予選ランキング」の最上位者につけていたが、出場資格としては、今大会の上位4人が優先される。
やはり、同じ資格で権利を得た宮瀬博文とともに、会見に応じた谷口は、インコースのいわゆる“裏街道”からスタートした宮瀬が、上がりの7番から3連続バーディを奪ったことを知って歯がみした。
「7番から3連続? 力あるなぁ。そのバーディ、俺にくれよ!」。
指折り数えて、「それがあったら、プレーオフには行けていた」。
3打差の敗退に、地団駄を踏んだ。
まあ、今季2勝目を逃した無念さはさておいて、7月は15日から始まる全英オープンだ。
世界最高のメジャー切符を獲得したのはこれで7度目だが、直近の参戦は2008年。一昨年は現地まで赴きながら、初日のティグラウンドを踏まずに帰国した。
背筋痛で、無念の欠場。
「あそこまで行って、帰ってきて最悪だったから」。
またやはり、セントアンドリュースで行われた2005年は予選落ちを喫した。
「一度回っているので、今年は成長しているところを見せたい」。
42歳は脂の乗りきったいま、聖地でのリベンジを誓っていた。