Tournament article
中日クラウンズ 2010
同組でまわった2人も脱帽・・・・・・
「簡単だねえ・・・・・・」。
つまりこれだけスコアが出れば、見ているほうも、難攻不落の和合までもが易しく見えてくると言いたかった。
やはり、同組で歴史的瞬間に立ち会った山下和宏は、「呆れました」と何度も繰り返した。
「6番でもチップインだし、今日の遼くんには本当に呆れました」と、苦笑した。
山下は昨年、石川がツアー通算4勝目をあげた8月のサン・クロレラ クラシックでは、石川とブレンダン・ジョーンズとの激しいバトルを同じ最終日最終組で見届けた過去がある。
そのときと比べても、石川には確かに成長のあとが見えると山下には感じられた。
特に精神面だ。「遼くんは、あのときよりも、今日はリラックスしていた。今日は回りがすべて見えていたみたい。気持ちに余裕があったと思う」。
1万5000人を越える大ギャラリーの期待にも、まるで軽々と答えてみせる18歳。
「あれだけスコアが出れば、みんな応援しますよね。僕もいいもの見せてもらった」と、快挙達成を祝福していた。
そしてその石川は、「今日はお2人のパートナーに恵まれました。プレーや歩くリズムや、1打にかける時間などすべてがスムーズで。素晴らしいプレーヤーとプレーが出来たことは、今日の大きな要因です」と、山下とマークセンへの感謝も忘れなかった。