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JGTO Novil FINAL 2010

キム・キョンテに続け!朴星俊

今年から日本ツアーに参加している朴星俊は、もともとクォリファイングトーナメントを受けるつもりでいたので、この試合には「楽な気分」で挑んだ。大会が始まる前のチャレンジ賞金ランキングは34位だったので、それも致し方ないところだ。

しかし、2日目を終わって首位と1打差の3位タイの好位置につけると、「欲が出てきた」。
最終日は1番でイーグルを奪うと、4,9,10,14番とバーディを奪い、勝負を決めた。

小学5年生のときにニュージーランドに渡り、そこでゴルフを覚えた。高校3年のときに帰国。ジュニアの韓国代表にも選ばれている。現在ツアーの賞金ランキング1位の金庚泰(キム・キョンテ)とは同い年で、アマチュアのころから一緒に戦っていた。それだけに彼の日本ツアーでの活躍を見て、「自分も日本でプレーしたい」と思ったという。

今年は韓国の2部ツアーでも3勝しており、来年の韓国ツアーのシード権も既に獲得している。この大会での勝利で来年の日本ツアーの出場優先権(第一回リランキングまで)も獲得し、どちらのツアーを選ぶかと聞かれ、即座に「日本」と答えた。
日本ツアーでがんばれば、米PGAツアーへの出場(メジャーやWGCなど)できるチャンスがあるからだ。「将来的にはアメリカでプレーしたい」彼にとっては、格好の舞台というわけだ。日本選手にとっては、また一人強敵が増えた。

最後に「この1年、無償で通訳を務めた楠谷さんにお礼が言いたい」と言った。きっとこの勝利を喜んでくれるはずだ。

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