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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2011

金庚泰(キムキョンテ)は「明日は8アンダー出さないと・・・」

ミスショットが続いた9番、痛恨のボギーで一歩後退したが・・・
前半のチャンスホールで躓いた。506ヤードのパー5は、「バーディのイメージしかなかった」。ここぞという場面で、しかしティショットを思いきり左に曲げた。第2打は、右の林へ。ミスショットが立て続き、4オン2パットのボギーが痛い。

「何がミスなのか分からない」と、首をかしげた。
これをきっかけに、後半はぱたりとスコアが動かなくなった。

全米プロを挟んで、アメリカ3連戦から戻ったばかり。
疲れに、この日芥屋に戻った真夏の暑さが加わって、「ショットがダメで」。
最後の18番でバーディを奪い、首位との差を3つにとどめるので精一杯だった。

トップに立つ近藤共弘は、この日の同組ラウンドで調子の良さを痛感したし、首位タイの裵相文(ベサンムン)は同い年のライバル。
母国では、自身と並ぶ有名人。「日本での優勝はまだだけど、とても強い選手です」と、ジュニア時代からしのぎを削ってきた戦友の怖さを、嫌というほど知り尽くしている。

「明日の優勝スコアは21アンダーか22アンダーまで行くでしょう」と指折り数えて、「僕は8アンダーくらい出さないといけませんが、パターが入れば大丈夫かも」。
最終組のひとつ後ろから、こちらは日本でのライバル石川遼とともに、虎視眈々と今季2勝目を狙う。

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