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コカ・コーラ東海クラシック 2011

高山忠洋は「悔いが残る」

18番のボギーにうなだれたまま・・・
7番でリーダーを捕らえ、8番で単独首位を奪い、11番で一時は2打差をつけた優勝争いも、本当の勝負はやっぱり、三好の上がり3ホールだった。

14番でボギーを打つまでは、「けっこう楽しく出来ていた」。途端に襲いかかってきたプレッシャー。「テレビとかも来て、緊張感のある張り詰めた雰囲気になってしまった」。
裵相文(ベサンムン)が15番のバーディで、再び追いついてきたからなおさらだった。

16番は左の崖下を右に逃げた屈指のパー3も、ティショットを右のラフに入れた17番も、いずれもアプローチでどうにかこらえて迎えた最終ホールは、完璧を求めすぎた。
皮肉にも「今朝の練習場で、勝負は18番になる」と、本人が読んでいたとおりになった。

アゲンストの風に対して「ベストの球をイメージした。とにかく前に行かせたいという気持ちと曲げたくないという気持ち。メンタルに、左右された」というティショットは軽いスライスをかけていこうと「ティアップを低くしすぎたのが原因」。

右のラフにもぐりこんだ2打目は、ひとまずグリーン手前のフェアウェイに脱出するしかなかった。グリーンまで、3つかけても寄せきれずにパーパットは15メートルも残ってしまった。ボギーの幕切れに、開幕戦に続く今季2勝目を裵(ベ)に譲って、「最後は悔いが残る」と悔しがった。

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