Tournament article
コカ・コーラ東海クラシック 2011
小山内護は、首位タイながら「予選落ちるかも?!」
「だって難しくない?!」と、駄々っ子のように言い募る。
「ホテルも金曜日までしか取ってない」と今年はここで、週末をプレーするイメージすらなかった。「ショットがまったく当たらなくて」。深いラフに囲まれたフェアウェイに、ボールが行く気すらしない。
確かに、4アンダーでは上がってきたが、「そのかわりに5ボギーよ」と苦笑した。
出たり入ったりと忙しいスコアカードも、「長いの2つと、アプローチが入っただけ」と、手応えは皆無だ。
「前半の18番で、手前に乗った20ヤードのが入っちゃったのと、6番で真ん中に乗った15メートルが入ったの。お願いだから2つで行ってというのが入っただけで、あとは2番で右のラフから20ヤードがチップイン。まともなバーディは、ひとつもないよ」と、カラカラと笑う。
「目標も、予選通過」と、首位タイでスタートしながら、ずいぶん殊勝なことを言い出した。「だって分かんないよ。おれ“やっちゃう”タイプだから」と、苦手なコースで本人は、決勝進出さえ危ぶんでいるようなのだが・・・・・・。