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コカ・コーラ東海クラシック 2011
連覇を狙う、松村道央
昨年、涙のツアー初優勝を達成したディフェンディングチャンピオンが、再び上昇気流に乗って、難コースに帰ってくる。
やや、もたついていた今季前半戦。きっかけは、ANAオープンが終わった日曜日だった。
北海道からいったん帰った自宅で、暇つぶしにたまたま見たDVDは、今年のマスターズの最終ラウンド。
「世界のトップ選手はどんなふうに打っているのか参考にしてみようと思った」。
時間つぶしの価値はあった。
チャンピオンのシャール・シュワーツェルや、ウッズのスイングを見ているうちに、「真似るところがあった」という。
「100%のうち、70〜80%で振る感じ」。
その分、飛距離は「15ヤードくらいは落ちる」といいながら、先週は琵琶湖カントリー倶楽部の4番、5番で計測されたドライビングディタンスで3日目まで平均297.11ヤードを記録して、ランク1位に。
昨年のトータルドライビングでランク1位。飛んで曲がらないショットがよみがえると同時に、順位も3日目に2位タイに浮上して、優勝争いに加わった。
最終日に75と失速して結局9位タイは痛かったが、それでも久しぶりのトップ10入りに、今週は大会史上初の連覇の匂いも漂わす。
師匠にも「そろそろ抜かすぞ」とハッパをかけられたばかりだ。先週の大会が始まるまでの賞金ランキングは谷口徹が31位、松村が30位。ゲキに応えて今週は、谷口が29位で松村が26位とやや突き放しての会場入りは、思い出の舞台で一気に引き離す。
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