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〜全英への道〜ミズノオープン 2011

金庚泰(キムキョンテ)は2位に甘んじる

1打差で迎えた最終18番は、奧のエッジから12メートルのバーディトライがカップをなめて、思わず膝から崩れかかった。

「本当に惜しかった」。
プレーオフにもつれ込むラストチャンスを逃して悔しがったが、もっとさかのぼれば12番だ。1.5メートルの、絶好のチャンスを外した。「これを引きずってボギーを打った」。
次の13番で、黄の逆転を許した。5つ年下の後輩に、花を持たせた。

今季初優勝こそ逃したが、いまもっとも勢いのある韓国勢の“牽引役”は、同時に後輩の成長に目を細める。「韓国選手が強いのは、嬉しく思う」とそれをまた、自身の励みにする。

次週もまた日韓対抗戦「MILLION YARD CUP(ミリオンヤードカップ)」で、韓国代表としてチームを引っ張ったあとは、いよいよ今季メジャー第3戦。今年は世界ランキングの資格で権利を得た全英オープン。この日最終日の戦いで、さっそく課題も出来た。
「今日はミスショットのうち、9割方左で行っていた。しっかり修正したい」。

2位フィニッシュにも前向きに、「今回のコースはリンクスコースに似ているし、イメージもとても近い。この瀬戸内海で良い結果が出た選手は全英でも活躍できると思う」と、世界最高のメジャーでも自身を含め、母国選手の躍進をほのめかした。

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