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キヤノンオープン 2011
久保谷健一のベストサポート賞決定!!
チャンピオンが決めるベストサポート賞。
キヤノンオープンでは毎年、会場内のキヤノンブースでファンのみなさんから選手への写真応援メッセージを募集している。
キヤノンのデジタルカメラで撮影したみなさんの写真に、めいめい言葉を書き込んでいただき、合成プリントしたメッセージカードを、クラブハウス内の選手ラウンジに掲示している。
また最終日には、優勝者を応援してくださった方の中から選手自身がもっとも印象に残った1枚を選び出し、選手のサイン入りの生写真をプレゼントすることになっているのだが、久保谷はどうしても1枚に決めがたい。
「だってどれにもすごく、心がこもってるんだもの!」。
1枚1枚に丁寧に目を通しながら、やがて久保谷は決断した。
とりあえず、“ベストサポート賞”は小学生の女の子に決めるとしても、それでは気が済まない。「応援してくださった他の方にもあとで僕から何か贈る」と言って、スタッフに全員の住所と名前を控えて帰る律儀さだ。
大会の地元・神奈川県出身。「地元と言っても秦野(はだの)なので。地元と言ったら、叱られるかも」と、素朴に笑う39歳。
今週は、大会前から地元ラジオ局から取材を受けるなど、周囲の期待が「つらかった」。
応援に応えるよりも、スイングに悩むのが先で、「どうやって球当てようか。真っ直ぐに行かそうか」と、そればかりに気を取られている自分が歯がゆくて仕方なかった。
「でも、最終日もいろんなところから声が聞こえてきて。それで頑張れました」。
今年の“ベストサポート賞”は、会場に居合わせたすべての地元ファンに捧げたい。