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中日クラウンズ 2011

I・J・ジャンが62をマーク

8番から怒濤の6連続。その前の7番で、相棒の「ワンポイントレッスン」が効いた。今週バッグを担ぐ、プロキャディの山根彰さん。「昨日より、スイングのテンポが早くなっていますよ」。この一言が、快進撃につながった。
「山根さんのアドバイスが本当に良かった」と、感謝した。

昨年は、谷口徹のエースキャディを務めた敏腕とはこれが初タッグ。
「練習日から的確なアドバイスをしてくれるし、彼は本当に優秀なキャディです」。わずか数日で芽生えた信頼感に、ひとまず今週限りの契約には、ちょっぴり残念そうだ。

6連続目の13番は、13メートルもの長いバーディトライをねじ込んだ。
「今日は少しグリーンが重く感じて。最初はずっとショートしていたんです。それでスピードを考えてストロークするようにしたのも、今日は良かったと思います」とジャン。

2004年の韓国ツアーの賞金王。翌05年には日本ツアーで1勝を挙げたものの、08年にシード落ちを味わうなど、近ごろ元気がないだけに、そろそろぜひ2つめの勝ち星が欲しいところだ。

昨年の賞金王の金庚泰 (キムキョンテ)を筆頭に、この日は同じ2位タイに28歳の金聖潤 (キム ソンユン)がいるし、活躍目覚ましい若手韓国勢の中にあって、38歳のジャンはS・K・ホと並んで最年長。「若い子たちに負けないように、頑張らないといけませんね」。
その点も発奮材料に腕まくりをしていた。

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